外貨預金で知ること
TTS・TTB
円を売るときと、円を買い戻すときでは、同じ時点でも異なる為替レートが適用されます。つまり、預け入れの時点で円を外貨に替えるレートは顧客相場のTTSと呼ばれるレートが適用され、逆に定期預金の満期時点などで円に替えるときのレートは、TTBというレートが適用されます。
例えば、米ドルの場合、一般に銀行では午前10時ごろの実勢レートプラス1円がTTSのレートなり、また中値マイナス1円がTTBのレートになります。このことは、米ドル建て預金では、預け入れてから円に替えるまででトータル2円の手数料が引かれることを意味します。
つまり、決められた預金利率の利息をまるまる満期時点で受け取るためには、TTSとTTBの差である2円分、ドル・円相場が円安に振れる必要があるわけです。
ちなみに米ドル一年定期預金の金利を5%、預け入れ時点のTTSを130円とした場合、「2円÷130円=約1.54%」ですから、当初の金利は実際には「5%-1.54%=3.46%」と計算できます。
この場合、最初から元本割れになっていませんが、なかには預け入れ時点でも元本割れになるケースがあるかもしれません。よくこの点には注意して、外貨資金をスタートしましょう。また、定期預金の期間と利率の関係にも十分な注意が必要です。
定期預金は、年率表示になっていることから、1年未満の定期預金では、その期間に合わせて金利を出し直しますが、為替コストは同じですから期間によっては為替コストが相当割高になりますが、短期の金利が相当高ければ話は別です。