ドル・円相場の過去の特徴
年間の変動幅
85年のプラザ合意は歴史的なドル安・円高を招きましたが、その年の東京外為市場のドルの高値は263円65銭で安値は199円80銭ですから、変動幅はなんと63円85銭もあったのです。86年、87年もプラザ合意の影響を受けて、それぞれ50円75銭、37円35銭と変動しました。
しかし、88年から97年の間、90年の36円30銭を除くと相場の変動が少なくなっています。この点は今後の1年間のドル・円相場の値動きを知る上で参考になり、例えば買ったドルをどの水準で売るかなどの目安になるはずです。ちなみに88年から97年の10年間の変動幅の平均は21円44銭です。
そして、この間のほかの年と比較して値動きが大きかった90年の36円30銭と、値動きが非常に少なかった96年の12円21銭を除くと、20円73銭が平均変動幅ということになります。
ドル高・ドル安の時期
1年間を通してみると、為替相場の変動にも時期的なものがあります。一概には言えませんが、大方の企業が期末を迎える3月、そして期初となる4月、サミットが開催される6月、閑散商況となる8月、半期末の9月、年末年始の時期などが、相場の動く可能性の高い時期と言えます。
ちなみに、77年から97年の20年間で、ドルの最高値をつけた回数の多い時期は、年末・年初となる12月と1月です。この時期だけで9回もあり、約5割の確率です。またドルの最安値もこの時期に8回つけています。