為替相場の特徴を読む
金利相場
為替相場はいろんな要因で動きます。日々の動きでは、有力銀行が大量にドルを売ったり買ったりしただけで、一日の相場の流れができることがあります。
しかし、投資の観点から見ると、そうした目先の相場を考えても仕方がありません。ここでは、そういう日々の相場ではなく、長期の相場の流れをつかむために必要な要因について挙げていきましょう。
個人投資家だけでなく、機関投資家、また大きな利ザヤを狙う個人投資家も、積極的に高金利国の金融商品へ投資を行っています。こうした金利収益を狙った資本の流れは、一定期間続く傾向にあります。
日本では、98年では日本の超低金利を嫌った資金が、海外の高金利商品に流れ、円安となっています。こうした資本の流れを察知した投機筋は、一定期間こうした円売りが続くとみて、円売りを仕掛けます。
逆に、高金利国には一定期間、外国の資金が流入し、投機的な為替の動きもそれに追随するために、その国の通貨水準は上がります。これが金利相場です。
ただ、必ずしも金利が高いだけでは、その国の通貨は買われません。金利が高い、またはその傾向にあるということは、その国の将来にインフレの危険性があるか、または既にインフレに陥っている証拠でもあるからです。
多くの発展途上国に見られるように、高インフレの国の通貨が、先進国と比べて安いのは、常に物価上昇というインフレリスクを背負っているからです。そのため、投資対象をその国の金利水準のみを参考にして選択すると痛い目にあいます。海外投資には、投資対象国の政治や経済情勢なども考える必要があります。