為替市場について
為替市場は24時間取引可能
為替市場では株式市場のように寄り付きや大引けなどはありません。以前は東京市場は午前9時に始まり12時に終了する前場と、午後1時30分に始まり3時半に終了する後場とがありましたが、時間制限が東京市場の取引減少の原因になったとされ、この制度は96年に撤廃されました。
現在では、3大市場の東京・ロンドン・ニューヨーク市場だけで、ほぼ24時間取引ができます。厳密に言うと、3大市場だけで24時間連続しているわけではありませんが、そのわずかな隙間はフランクフルト・パリ・チューリッヒ・シドニー・ウエリントン市場などが埋めています。この24時間取引できるのが大きな特色と言えるでしょう。
為替市場の1週間はシドニー・ウエリントン市場から始まります。ただ、両市場では参加者の数や流動性が少ない事から、本格的なスタートは東京市場からと言えます。よって、1週間の市場動向を予測するには、東京市場の月曜日の動きは大事です。
また、週末に開催されることが多い先進7カ国蔵相・中央銀行総裁会議など。重要な世界的会議の結果や週末に起きた出来事は、全て日本時間の月曜時間の月曜の未明から為替市場に影響を与えます。そのため、シドニー・ウエリントン市場から東京市場にかけて、世界中の関係者が為替取引に参加してきます。
通常の東京市場の特徴は、近年の傾向として日本の生命保険会社など機関投資家の動きが為替動向を左右している一方で、米系ファンドやアジアの中央銀行など海外勢の動きが活発化している点にあると言えるでしょう。