外国株式について(2)
4つのリスク
外債と同じく、国内株式投資にはないがリスクあります。一般的な外国株式投資に関するリスクは、4つのものがあります。
●為替変動リスク
外債投資を含めた外貨建て金融商品全てにあるリスクです。外国株式投資でも当然、発生します。外国株式を購入してから売却するまで、通貨の変動によって円に換算しなおしたときの価値が変化することになります。
●政治リスク
政変など国家の体制に関わるような事件が起きる国では、株式相場の暴落が予想されます。政治情勢が不透明な国や発展途上国では予想もできないことが起こるものです。そういった懸念のある国は、投資対象国としては好ましくないと言えます。
●流動性リスク
その国の経済の発展の度合いが違えば、当然のことながら各企業の株式の発行量や市場での流動性に差が出てきます。市場規模を判断して投資を行わないと、流動性のリスクにぶつかる恐れもあります。
また、政変などが発生すれば株式の売買停止などという事態にさらされる危険も出てきます。
●情報量リスク
海外の企業は、特に日本の法律に基づく情報開示義務を持ちません。投資するときに信頼できる情報が入手できない企業の株式への投資は避けたほうがいいでしょう。
一部の先進国に限る
外国には日本国内では発見できないような高成長の企業が存在するのも事実です。また景気循環から、日本の景気が低迷しているときでも好景気な国もあり、そういう国では発展企業を見つけやすいと言えるでしょう。
こういった点では、外国株式投資はお勧めできません。ですが、政治リスクのあるような国がいくら景気が良くても、カントリーリスクを抱えているようなら、安心してその国の株式に投資できません。
外国株式投資では、ある時点で複数の良好な投資環境を求めることができても、一部先進国に限ったほうがいいと思われます。つまり、国際分散投資を考える場合、発展途上国まで手を伸ばすのは危険であると言えます。