外貨建てMMFとは(2)
為替差益狙いなら適性
為替差益狙いで外貨の買いと売りを何度も行うと、為替コストもかかりますし、そのコストの高さのために利食いの売りを引き延ばした結果、外貨が値下がりすることもあります。そのため、なるべく為替コストがかからない金融商品を選択することが大切です。
為替差益狙いの投資に外貨預金も使用できますが、為替コストが米ドルでは買いと売りの往復で2円かかります。為替差益を地道に積み重ねていくような運用では、2円のコストは大きく響きます。
その点、外貨MMFは短期で為替差益を狙いたい個人投資家には、便利で低コストな商品と言えます。証券会社によって為替コストに違いがあるので、あらかじめ確認しておきましょう。
実際に購入や売却してみると分かりますが、証券会社を通して購入・売却する約定時点と実際の為替レートが決定される時点に時間差があり、その点に注意しなければ実損が生じることもあるので気をつけたいところです。
外貨による購入や売却時の受け取りは、現在のところ銀行経由で行うしかありません。この場合の送金手数料については、負担してくれる証券会社とそうでない証券会社があります。
外貨での受け取りがいるのなら、負担してくれる証券会社のほうが助かりますが、全体のサービスと運用利回りとの兼ね合いも必要です。
また、直接外貨建て投資とは関係ありませんが、外貨建てMMFは97年来残高が急激に伸びているわりには、証券各社は積極的に売り込んでいません。それは、手数料がなく収入が少ない信託報酬しかない点にあるようです。