外債の基本・リスク(3)
価格変動リスク・為替変動リスク
価格変動リスクについては、債券を償還日まで待ち続ければ発生しませんが、償還日前に途中売却すれば発生するリスクです。もちろん、償還日以前の途中売却でも債券価格が値上がりしていれば、キャピタルゲインが得られて問題ありません。
ですが値上がりすれば損が発生することにもなります。債券は、償還日に年率X%で利息を支払うことを約束していますが、この年率のことを利率といい、これは一般的な債券では償還日まで変動することはありません。
しかし、この性質があるために、金利変動によって債券価格の変動が起こります。つまり、購入時の利回りに比べて、市場金利のほうが高くなれば債券価格は安くなり、低くなれば債券価格は高くなり、この価格変動は償還日までの期間が短いほど、変動が少なくなります。
為替変動リスクについての考え方は基本的に外貨資金と変わりありません。外貨預金の預け入れ時点と外債の購入時点を、そして外貨預金の払い出しや満期時点を外債の途中売却や償還時点と考えればいいのです。
つまり外債を購入した時点よりも途中売却や償還時点の外貨が安くなっていれば為替差損が起こり、逆に償還時点の外貨が高くなっていれば、為替差益が生じるのです。
以上、発行体リスク・価格変動リスク・為替変動リスク3つのリスクについて触れてきましたが、これらのリスクの全てが外債を購入した時点から償還時までかかるということではありません。また、価格変動や為替変動については、リスクにもなるしメリットにもなります。